とある阿呆の随想録

阿呆の徒然なる日々

髪が切りたい

 経済危機が続く中で,もう何ヶ月も髪が切れないでいる。大変に由々しき事態だ。

 長すぎて髪もちゃんと洗えないし,起床直後などはややもすれば乞食に見えるらしい。

 

 いつもは美容室にて髪を切ってもらっている。

 正直に言うと嫌である。しかし,母君が云うには切るなら良い所で切れというので,仕方なく行っているのである。

 果たして美容室に行くに値する男だろうか。愚生みたいな汚らしい男など昔ながらの床屋に行けば良いのだ(それは床屋に失礼)。

 だが,確かに床屋に行けばパンチパーマにされるのではないかという恐怖感も現れる。ダサい髪型になるのではという不安があるのも正直な気持ちである。

 不潔男のくせに,そういう所で出さんでも良いオサレ心を出してくる,非常に厄介な下郎である。