これを読んで、感じるものがあった。
この人が書いてあることは、おおむね正論だ。
誰しも自分や身内を優先したいし、自分に関係ない事件でも犯人に対して強い憎しみを抱いたりすることはあるはずだ。
問題は、この人の主張である。
自業自得の人は助けるべきではない、極悪犯罪者はさっさと死刑にしろ、というものだ。
正論にのせて過激、あるいは極端な主張をする人はたまにいるが、こういう種類の主張は厄介だ。
なまじ間違ったことは言っていないので、反論の余地が少ない。
この人がおかしいのは、嫌いな人は死んでほしいと思うのが普通であり、そう思わないのは偽善者である、と決め付けているところか。
ただの感情的な人の文だが、考えるところがあった。