まだ読んでいる途中なんですが、『高校生のための批評入門』
これ、良い本です。
古今東西の文章(51編)を集めているんですが、各文章の最後には「問い」があるんです。
例えば「作者は何が言いたかったのか」とか「もし〜なら…」と言う感じ。
僕なんかはまったく思いつかなかったり、1文しか書けなかったり、書いてもとんちんかんだったりするわけです。
巻末には51編分の問の答えが載っていて、とても参考になります。
序文を引用しときます。
この本を使うみなさんへ
「私」を、世界の中に考える主体としておくこと これが批評のはじまりです。
批評とは、世界と自分をより正確に認識しようとする心のはたらきであり、…中略…〈生き方をみちびく力〉として はたらいているものです。
…この本は…〈批評が生まれる現場〉に即して、みなさん自身のものの見方や考え方を訓練する、いわば〈生き方のワークブック〉なのです