とある阿呆の随想録

阿呆の徒然なる日々

不登校から清掃 バイト、そして 清掃現場管理者へ

私は小学校5年と6年の時、学校に行くのが苦痛だった。友達とのコミュニケーションがうまく取れず、対人関係が今でも苦手だ。当時は特にニキビがひどく、そのことでからかわれることもよくあった。これが、学校に行くのがさらに嫌になる原因の一つだった。

中学の3年間も、数えるほどしか学校に行っていない。高校は通信制に進んだが、1年目は何も考えず、ただゲームに没頭していた。そして「これはやばい」と気づいた時には、もう手遅れ。単位を一つも取れず、1年目にして留年が確定したのである。学校へ行くことは社会に出るための前準備だが、私にはその準備が欠けていた。だから、社会に出てからは色々と恥をかくことも多かった。だが、その過程で多くのことを学んだ。

高校をなんとか卒業した後は、いくつかのバイトを点々とした。初めてのバイトは郵便局内での仕事だった。最初は荷物の仕分けという簡単な作業だったが、そこにいたおっちゃん上司にひょんなことから怒鳴られてしまい、泣いて退職することになった。

次の仕事は、建物内で商品に値付けをする作業だった。ただ値札をつけて梱包するだけの作業で、これは1年半ほど続いた。しかし、そこの会社が経営縮小という方針になり、正社員以外のバイトは全員退職ということになってしまった。

その後に始めたのが、病院の清掃の仕事だった。病院の清掃は、ほとんどの場合、委託契約をしている会社が行う。私の会社も例外ではなかった。病院が委託する会社を変えることで一度会社は変わったものの、5年以上この仕事を続けることになった。

正直なところ、清掃の仕事にはやりがいを感じているわけではない。他にできることがないのでやっているという感じだ。しかし、黙々とこの仕事を続けていたら、いつの間にか現場管理者になっていた。現在では、清掃現場6つほどを担当する現場管理者として働いている。

不登校だったことが、今の私に悪い影響を及ぼしているか?「行っておけば良かった」と思うことはたまにあるが、まあ今のところは悪くない。最近、給料もアップして、手取りが30万くらいになった。だが、この清掃の仕事は体力がいるので、長くは続けられそうにない。先行きは不安だが、結果良ければすべてよし。今のところは、だが。