10代の頃から無気力で、勉強をもはや放棄していた。一夜漬けばかりしてテストを乗り切っていた。
勉強が大事なのは頭ではわかっているケド……そんな感じだった。
やる気マイナス100%マンと化していた。ただただインターネットとゲームをして、時間を浪費していた。
しかし、ある時、図書館に行く機会があった。それがきっかけで、ぽつぽつと図書館に通う事が増え始めた。10代の後半くらいである。
読んでいたのはなんでもない、ただの娯楽本だ。
ある日、図書館で何を借りようかと、ぼーっと眺めていた。すると、ノート術の本に目が止まった。
東大生の高校生のときのノートを載せつつ、どのようなノート術が効果的かをまとめている本だった。
その本を借りて読んでみると、とてもワクワクした。ノートはこんな風に書くのか。これが勉強か。
さっそく真似をした。そのノート術を使って勉強した。
それが自分にとって、はじめてやる気スイッチがオンになった瞬間だった。
そしてそれ以来勉強にのめり込み……となれば良かったのだが、気付くとスイッチはオフになっていた。
それから現在まで、オンになったりオフになったりの繰り返しだ。
もっと良い方へ変わりたい。
そのためには、読書は必要不可欠だ。